日本保健医療行動科学会

年報 第21 健康と病いの語り  20066月発行

The Japanese Journal of Health Behavioral Science, Vol.21, June 2006

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年報 第21巻 表紙  (Front Cover, Vol.21)


Table of Contents (English), Vol.21


〈巻頭言〉
患者の語りは病いを連続した人生の一部にする/楡木満生

T 《焦点》 健康と病いの語り(ナラティヴ)
1. 健康と病いの実証性と事例性−日本保健医療行動科学会における研究方法論をめぐって−/楡木満生
2. 「病の語り」について−医療人類学の立場から−/波平恵美子
3. 物語の即興性−一枚の処方箋をめぐって−/春日武彦
4. 喪失といのちのライフストーリー/やまだようこ
5. 質的データの分析 −〈物語〉の構成という視点から−/能智正博
6. ナラティヴ・セラピー−ナラティヴ,社会構成主義,ポストモダン−/若島孔文

U 《原著論文》
1. 病名告知のゲートを開ける−子どもへのがん告知に関する両親の選択−/戈木クレイグヒル滋子,寺澤捷子,迫 正廣
2. 〈出産の痛み〉に付与される文化的意味づけ −「自然出産」を選好した人々の民族誌(エスノグラフィー)−/田辺(西野)けい子
3. アルコール依存症者と糖尿病者の語りの比較−愛の物語の再構築−/塩谷育子,橋本佐由理,宗像恒次
4. 要介護高齢者家族の在宅介護プロセスに影響を及ぼす要因−家族内ニーズの競合を増大させる条件と家族の競合マネジメント−/北 素子
5. 中学生の保健室頻回来室にいたる行動変化のプロセスとその意味/酒井都仁子,岡田加奈子,塚越 潤

V 《研究ノート》
1. 生活習慣病患者における疾患別のライフスタイルの相違−虚血性心疾患,糖尿病,脳血管障害の 3 群間における比較−/武田知樹,波多野義郎,平松義博
2. 介護家族の老親扶養義務感が介護継続意欲に及ぼす影響/原沢優子,長谷部佳子,岡本和士
3. 小学校保健教科書における「心の健康」の記載状況とその変遷/高下 梓,宮崎喜久子,根本秀美,宗村弥生,中山健夫
4. 高齢者とのおつきあいスキル− 3 つの関わり方にみる高齢者へのソーシャルスキルに関する探索的検討−/横山奈緒枝,田中共子,吉田 薫,細川つや子,下村文子

《文献レビュー》
1. ナラティヴ・アプローチの特徴と看護における視点−複数の学問領域における比較−/吉村雅世,紙野雪香,森岡正芳

《短報》
1. マッサージにおけるリラクセーション評価尺度の開発/尼崎光洋,清水安夫

《鍵概念》
1. イメージスクリプト/宗像恒次