日本保健医療行動科学会編 教科書 『講義と演習で学ぶ保健医療行動科学 第2版』 の発行について(2022年3月31日発行)

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 本学会では社会貢献の一環として、保健医療分野における初学者のための教科書(入門書)『講義と演習で学ぶ保健医療行動科学』(日本保健医療行動科学会雑誌第31巻別冊)を、2017年に発行いたしました。その後、複数の保健医療職養成校において教科書や参考書に指定されるなど、当初の目的を達成して参りました。しかし、発行から5年が経過し、保健医療行動を取り巻く環境も変化したことから、この度、同書第2版(日本保健医療行動科学会雑誌第36巻別冊)を発行することとなりました。第2版では以下のような目次構成となり、2022年3月31日発行となります。第1版と同様に第2版もご活用いただきますよう、よろしくお願い致します。

2022年3月3日
日本保健医療行動科学会  教科書編集幹事  諏訪茂樹

(本学会ニュースレター第104号より転載一部改変)


※『本書 第2版』の冊子は、会員のみなさま(2021年度会費納入者)へ2022年4月上旬に無償で一冊配付(送付)いたします。
※今後、本学会Webサイトで『本書 第2版』のPDF版を無償で公開する予定です。
※本書冊子は、在庫のある限り、会員、非会員に関わらず、一冊2,000円(送料別)でお分けできますので、ご入用の場合は本学会事務局までお申し出ください。なお、講義等の教科書として採用していただく場合は、2割引の一冊1,600円(送料別)で提供させていただきますので、在庫状況も含め本学会事務局にご相談ください。


 本企画のきっかけとなったのは、アメリカのECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates)から、2010年に出された通達です。ECFMGとは、アメリカ・カナダ以外の国の医科大学出身者がアメリカで医療行為を行う場合の資格審査機関です。通達の内容は「2023年以降は国際認証評価を受けていない医科大学の出身者には申請資格を与えない」というものでした。この国際認証評価を医科大学が受けるためには、基礎医科学や臨床医学とともに「行動及び社会科学と医療倫理」を必修科目としていなければならないのです。
 本学会会長の中川晶は、本書冒頭の「行動科学とは」という項目において、次のように述べています。「ラットの実験ではかなり一律な結果が出ても、人間では相当にバラついた結果になる。人間の場合は生理学的、心理学的、文化的多様性があるためである。」「これまで自然科学に依拠していた医学そのものの体質を、変えていかねばならない。心理学、社会学、文化人類学、歴史学など、人文科学と呼ばれる分野が蓄積してきた知識も、医学に役立てていく必要がある」。
 本書は医学者、保健学者、看護学者、心理学者、教育学者、社会学者、文化人類学者、社会福祉学者、哲学者など、本学会に所属する多様な専門家によって執筆されており、しかも、講読によって知識が得られるだけではなく、演習を通してアクティブに学習できるよう、工夫されています。我が国の保健医療分野の行動科学教育に、大いに貢献するものと確信しています。

2017年3月10日
日本保健医療行動科学会  教科書編集幹事  諏訪茂樹

(本学会ニュースレター第92号より転載一部改変)


日本保健医療行動科学会編 教科書

『講義と演習で学ぶ保健医療行動科学 第2版』

日本保健医療行動科学会雑誌 第36巻 別冊 (2022年3月31日発行)

Health Behavioral Science: Lectures and Exercises 2nd Edition
Text Book Edited by the Japan Academy for Health Behavioral Science
Journal of the Japan Academy for Health Behavioral Science, Vol.36, Special Edition, March 2022

<著作権は日本保健医療行動科学会に帰属します>


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表紙
第2版発刊にあたって
第1版発刊にあたって
目次


(『第2版』で新たに追加された項目は**、新たな執筆者になった項目は

T 講義編    T 標題紙

1 行動科学とは
行動科学とは  (中川 晶)

2 保健医療行動
1) 保健医療行動とは  (徐 淑子)
2) 動機づけ理論  (蓮井貴子)
3) 行動変容ステージ  (諏訪茂樹)
4) 脳科学的背景**  (吉岡隆之)
5) 社会的背景  (仲尾唯治)
6) 文化的背景  (道信良子)
7) 哲学的背景  (小林昌廣)
8) 当事者研究**  (宮本眞巳)

3 患者-医療者関係とコミュニケーション
1) 患者−医療者関係  (諏訪茂樹)
2) 患者の権利と医療者の義務  (馬込武志)
3) コミュニケーション技術  (諏訪茂樹)

4 保健医療専門職のプロフェッショナリズム
1) 医師  (森谷 満)
2) 歯科医師  (深井穫博)
3) 看護師  (本庄恵子)
4) 助産師  (川村千恵子)
5) 保健師  (瀬在 泉)
6) 理学療法士**  (大門恭平)
7) 作業療法士**  (大門恭平)
8) 言語聴覚士**  (花家 薫)
9) ソーシャルワーカー  (梓川 一)
10) カウンセラー  (樋口倫子)

5 多職種・市民連携
1) チーム医療  (宮本眞巳)
2) 患者会と家族会  (宮本眞巳)
3) 地域包括ケア  (藤内修二)
4) 病院ボランティア  (任 和子)

6 様々なアプローチ
1) 動機づけ面接法  (瀬在 泉)
2) コーチングとティーチング  (諏訪茂樹)
3) ナラティヴ・アプローチ  (中川 晶)
4) セルフマネジメント支援  (安酸史子)
5) カウンセリング  (樋口倫子)
6) 回想法  (島井哲志)
7) 認知行動療法  (元村直靖)
8) ソーシャルワーク  (梓川 一)
9) ホリスティック・アプローチ  (吉岡隆之)
10) 政策によるアプローチ**  (酒井幸子)

U 演習編    U 標題紙

1 価値交流学習  (諏訪茂樹)
2 コミュニケーション技法1:反応を示しながら聞く  (諏訪茂樹)
3 コミュニケーション技法2:要約する  (諏訪茂樹)
4 コミュニケーション技法3:共感する  (諏訪茂樹)
5 コミュニケーション技法4:会話のときの姿勢  (諏訪茂樹)
6 ナラティヴ・クエッショニング  (中川 晶)
7 オープンダイアローグ**  (樋口倫子)
8 内在化と外在化のための質問**  (樋口倫子)
9 協力ゲーム  (諏訪茂樹)
10 多職種連携のためのケーススタディ  (岡 美智代)


索引
執筆者
奥付