教科書『講義と演習で学ぶ保健医療行動科学』

 学会では社会貢献の一環として、保健医療分野における初学者のための教科書(入門書)『講義と演習で学ぶ保健医療行動科学』(日本保健医療行動科学会雑誌第31巻別冊)を、2017年に発行いたしました。その後、複数の保健医療職養成校において教科書や参考書に指定されるなど、当初の目的を達成して参りました。しかし、発行から5年が経過し、保健医療行動を取り巻く環境も変化したことから、この度、同書第2版(日本保健医療行動科学会雑誌第36巻別冊)を発行することとなりました。第2版では以下のような目次構成となり、2022年3月31日発行となります。第1版と同様に第2版もご活用いただきますよう、よろしくお願い致します。
 2022年3月3日
 日本保健医療行動科学会  教科書編集幹事  諏訪茂樹
 (本学会ニュースレター第104号より転載一部改変)

講義と演習で学ぶ保健医療行動科学 第2版

日本保健医療行動科学会雑誌 第36巻 別冊 (2022年3月31日発行)
Health Behavioral Science: Lectures and Exercises 2nd Edition
Text Book Edited by the Japan Academy for Health Behavioral Science
Journal of the Japan Academy for Health Behavioral Science, Vol.36, Special Edition, March 2022
<著作権は日本保健医療行動科学会に帰属します>

 本書冊子は、在庫のある限り、会員、非会員に関わらず、一冊2,000円(送料別)でお分けできますので、ご入用の場合は本学会事務局までお申し出ください。なお、講義等の教科書として採用していただく場合は、2割引の一冊1,600円(送料別)で提供させていただきますので、在庫状況も含め本学会事務局にご相談ください。

本書(第2版)のPDF版
表紙
第2版発刊にあたって
第1版発刊にあたって
目次

Ⅰ 講義編

1 行動科学とは
行動科学とは (中川 晶)
2 保健医療行動
1)保健医療行動とは (徐 淑子)
2)動機づけ理論 (蓮井貴子)
3)行動変容ステージ (諏訪茂樹)
4)脳科学的背景** (吉岡隆之)
5)社会的背景 (仲尾唯治)
6)文化的背景 (道信良子)
7)哲学的背景 (小林昌廣)
8)当事者研究** (宮本眞巳)
3 患者-医療者関係とコミュニケーション
1)患者-医療者関係 (諏訪茂樹)
2)患者の権利と医療者の義務 (馬込武志)
3)コミュニケーション技術 (諏訪茂樹)
4 保健医療専門職のプロフェッショナリズム
1)医師 (森谷 満)
2)歯科医師 (深井穫博)
3)看護師 (本庄恵子)
4)助産師 (川村千恵子)
5)保健師 (瀬在 泉)
6)理学療法士** (大門恭平)
7)作業療法士** (大門恭平)
8)言語聴覚士** (花家 薫)
9)ソーシャルワーカー (梓川 一)
10)カウンセラー (樋口倫子)
5 多職種・市民連携
1)チーム医療 (宮本眞巳)
2)患者会と家族会 (宮本眞巳)
3)地域包括ケア (藤内修二)
4)病院ボランティア (任 和子)
6 様々なアプローチ
1)動機づけ面接法 (瀬在 泉)
2)コーチングとティーチング (諏訪茂樹)
3)ナラティヴ・アプローチ (中川 晶)
4)セルフマネジメント支援 (安酸史子)
5)カウンセリング (樋口倫子)
6)回想法 (島井哲志)
7)認知行動療法 (元村直靖)
8)ソーシャルワーク (梓川 一)
9)ホリスティック・アプローチ (吉岡隆之)
10)政策によるアプローチ** (酒井幸子)

Ⅱ 演習編


1 価値交流学習 (諏訪茂樹)
2 コミュニケーション技法1:反応を示しながら聞く (諏訪茂樹)
3 コミュニケーション技法2:要約する (諏訪茂樹)
4 コミュニケーション技法3:共感する (諏訪茂樹)
5 コミュニケーション技法4:会話のときの姿勢 (諏訪茂樹)
6 ナラティヴ・クエッショニング (中川 晶)
7 オープンダイアローグ** (樋口倫子)
8 内在化と外在化のための質問** (樋口倫子)
9 協力ゲーム (諏訪茂樹)
10 多職種連携のためのケーススタディ (岡 美智代)

(『第2版』で新たに追加された項目は**、新たな執筆者になった項目は

索引
執筆者
奥付

講義と演習で学ぶ保健医療行動科学 第1版

本書第1版(2017年3月10日発行)>は、こちらから。